◆ 田中繁吉 「薔薇」 油彩 F6号 故巨匠  創元会理事長  日展参与  師:藤島武二  ◆
■作者名  作品名■ 
 田中繁吉
「薔薇」
■説明■
 作品の状態は良好ですが、額には経年の傷、劣化が見られます。
■技法  サイズ■
 キャンバスに油彩 
 作品寸 :F6号
  額寸 :約53.5cm × 約62cm(前面ガラス)。
■作者経歴等■
田中繁吉
美術年鑑 2015年 物故欄掲載
評価額 1号につき 33万円
田中繁吉(1898年生~1994年没)は、創元会創立会員および理事長を務めた洋画家であり、明快な色調と豊潤な色彩感覚を活かした婦人像で知られる。福岡県芦屋町の素封家に生まれ、東京美術学校西洋画科に入学、長原孝太郎、小林万吾、藤島武二に師事し、伊原宇三郎、前田寛治らと学ぶ。1921年第14回帝展に「ロミちゃんの庭」で初入選、1926年に渡仏しアカデミー・グランショーミエールおよびアカデミー・ランソンで学び、キスリングに影響を受けた。1928年帰国後は帝展入選、白日会会員となり、1933年第14回帝展「三人裸婦」で特選を受賞。1956年には再度渡欧、翌年日展評議員、1974年には日展参与に就任。1985年には池袋西武アートフォーラムで画業60年記念展が開催された。紫や緑を大胆に取り入れた鮮やかな色彩と、女性像を中心とした豊かな画面構成がその作風の特徴である。
 
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ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##絵画