日本工芸会 正会員 伝統工芸士 下井唯石 赤間硯 硯になります。
サイズ16×10cm
赤間石には、色や硬さなどが異なる5種類の石があり、赤紫色を帯びた茶褐色の「紫雲石(しうんせき)」がよく知られています。他に、丸い眼 (め)のような紋様がある「紫玉石(しぎょくせき)」、石全体が青っぽい「紫青石(しせいせき)」、石全体が紫色を帯びた「紫石(しせき)」、青みや赤みを帯びた縞(しま)模様があってぬらすと殊に美しく、殿様用に使われたともいう「紫金石(しきんせき)」があり、これら4種類は特に数が限られています。古来、赤間石の硯が珍重されたのは、国内に赤紫を基調とする硯の石材が少ない中、日本で尊ばれた中国の「端渓硯」に色が似ていたからではと考えられています。
赤間硯の歴史は古く、鎌倉時代には製造が始まっていました。鎌倉にある鶴岡八幡宮には源頼朝公が奉納したとされる赤間硯が残っており、800年以上の歴史があります。現在の下関市にあたる赤間関で製造が開始されたことが、赤間硯の名前の由来です。
江戸時代に入ると赤間石の採掘は長州藩の許可が必要となり、簡単には手に入らない貴重な品になったため、幕府、藩主への贈答用に用いられていました。
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